「ウェイウェイウェイ!よく見れば、みんな勢ぞろい系~!?あれ、メガネの彼女、涼子っちじゃん!?なんでいるの??リンリンの彼女だった系??」
「い、いえ、違います。」
「僕らは友達ですよ。」
真っ赤な顔で首を横に振る涼子ちゃんを私もフォローする。
「そっか~てか、リンリン、制服着てるじゃん!?もしかして、コスプレ!?」
「さすが、ちーちゃん!1人だけ正解ですね。」
「マジー!?テンション上がるー!!フォオー!!」
正解したことで、ドヤ顔になるちーちゃん。
〔★ますますうるさくなった★〕
「ウェイウェイウェイ!他の正解者~!?」
「いえ、ちーちゃんだけです。」
「マジで!?俺の1人勝ち系~!?」
そう言うと、私から手を離してムーンウォークを始めるちーちゃん。
これ以上喜ばせたら、踊りだしそうだったので、巻き込まれるのを防ぐために言った。
「ちーちゃん、これ。忘れ物ですよ。」
「俺の宿題!!」
持ってきた問題集を差し出せば、嬉しそうに受け取るちーちゃん。
「リンリン、超ありがとぉ~!ありがとうのハグ!リンリンに、ハグぅ!」
ニコニコしながら言うと、ギューと私に抱き付いてくるチャラオ。
「シャワー時間削除してきたから、臭ったらメンゴ~!」
「良いにおいですよ。」
「マジで!?テンションアゲアゲでしょぉ~!リンリンも、良いにおい~にゃはははは!」
猫みたいにじゃれてこられ、とりあえず熱いと思う。
そんな私達に周囲は呆れる。
「男同士でベタベタしやがって、気持ち悪いんだよ!」
「なんだよ・・・凛が届けてやった忘れ物って宿題か?」
「なくすなよ、幡随院!集会がかかってんだからな!?瑞希先輩に恥かかせんな!」
「つーか、オメーら進んでるのか?」
「俺らの中じゃ、幡随院と悠斗がドンケツだろう?」
「俺の方が1ページすす出るぞ、秀!」
「ねぇねぇねぇ!みんなで勉強しない系!?今日、夕方まで図書館が開いてるんだって!」
ちーちゃんの提案に、円城寺君があからさまに嫌な顔をする。


