「リンリン、可児っちとえんちんがホラー系~怖~い!」
全然怖いという顔じゃなかったけど、平和を取り戻すために言った
「二人とも、落ち着いてください。ちーちゃんも、2人に『ごめんなさい』は?」
「ごめんにゃさーい!にゃははは!」
「誠意がねぇな、コラ!?」
「甘やかさないでください、凛さん!」
「そうだ凛道!しめろや!焼き入れろ!」
「暴力はよくないです。」
「龍星軍の頭がそれ言うか凛道この野郎―!?」
「せめて、遅刻して凛さんをお待たせした件はしかるべきです!」
「別にいいですよ。僕は気にしてないんですから。」
「「だからってー!!」」
「凛がいいって言ってんだから、黙れよバーカ。」
「カンナさん。」
私達のやり取りを見ていたヤンキーガールが、さりげなくフォローしてくれた。
「あ、カンナっち、おっはー!」
「もう昼前だぞ?つーか、遅刻しすぎだぞ、幡随院?」
陽気な挨拶をするちーちゃんに、呆れながら言うカンナさん。
「あとさ、お前、凛に言うことあるだろう?」
「わかってる系~!リンリン、遅刻して本当にごめんなさい。ちーちゃんを、許してくれる・・・?」
「許します。」
「凛さん!?」
「凛道!」
「ちーちゃんを待ってる間、何かあったのかとすごく心配しました。だから、二度と僕を不安にさせないでくださいね?約束、守れますか?」
「もちろんだよぉ~♪リンリーン!!ヤバい!俺、超感動!!リンリンの対応、神ヤバすぎるよぉ~!!」
嬉しそうに叫ぶと、私の両手をにぎってブンブン振り回すチャラオ。
「さすがは凛さん・・・!なんて温かい、胸を打つお言葉!怒るだけがしつけってわけじゃないんですね!?」
「阿保くせ・・・もう勝手にしやがれや・・・!」
そんな私達を見て、ちーちゃんを怒るのをやめてくれた可児君と円城寺君。
〔★平和的に解決した★〕


