彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




納得できない百鬼は、土下座している3人を怒鳴りつける。



「ふざけんな、テメーら!俺様に家電を投げつけていいって言ってるだろう!?正当防衛で俺様にボコらせろ!」

「なに言ってんですか!?百鬼さん!?」

「凛助、ビデオ止めろ!こうなったらなぁ~!!」

「何する気ですか、百鬼さん!?ビデオは、あなたが画面に映った瞬間からきってますよ!」

「じゃあ、ボコっても記録されねぇな~!?」

「だめです!今すぐやめないと、録画ボタン押しますよ!?」

「チッ!!わかったよ!!」



説得(?)の甲斐あって、殺気を収める野獣。

それに呆れつつも、地面で固まっている男達に言った。



「こんばんは。」

「「「ご、ごんばんわ・・・・!」」」

「僕より年上みたいですけど、言わせてもらいますね。ここに勝手にごみを捨てるのは違法ですよ?わかりますよね?」

「「「ず、ずみばぜん・・・」」」

「僕らは、ここを監視委していたパトロールのものです。今から、責任者に連絡して、警察にも来てもらいます。つまりは、あなた方を警察に引きわー」

「俺様によこせよぉ~!凛助ぇ~!」

「・・・警察が嫌なら、この人に引き渡しますが?」

「「「警察でお願いしまーす!!」」」

「わかりました。」



拳をならしながら言う百鬼と、それを見ておびえる不法投棄犯を見ていたら頭が痛くなった。



(普通は、警察の方をいやがると思うんだけどな・・・。)



まぁ、抵抗されて暴れられたりされないだけマシかな?

早く会長さんに連絡して、警察に持って帰ってもらわないと・・・



〔★凛は回収を急いだ★〕