「これは・・・?」
「わはははは!通販系のダイレクトメールよ!」
「といっても、ビリビリに破かれてますがね・・・」
「ボケ!こいつを集めてつなぎ合わせれば~オラ!出来たぞ!」
そう言って、ジグソーパズルのようにして復元する百鬼。
「わはははは!完・成!!」
「あ!これなら、住所が読めますね!?」
「わはははは!あとは、着払いでこいつを送り返すだけだ!」
「賢いですね!?」
〔★確実に返せる方法だ★〕
敵のずぼらさをついた作戦に感心したが―――――・・・・
「でも・・・郵便局が配達してくれますかね?」
生ごみとかあるのに、普通郵便で受け取ってくれるかな?
私の疑問に百鬼は笑う。
「わはははは!配達させる!」
「いや、伝票に荷物の中身を書く時に困るじゃないですか?正直に生ごみって書いて、引き受けてくれるか難しいですよ。嘘を書くのも気が引けますし・・・」
「わはははは!配達させる!」
「ですから、断られたら・・・」
「必ず配達させる・・・!!」
「でも、」
「させるんだよ・・・!!」
「・・・はい。」
圧力をかけてくる先輩を見ながら思う。
この人なら、きっと配達させるだろうな、と。
どんな手段を使うかは、聞かないけど。
〔★凛は言うのをやめた★〕
この際、送り返す方法は置いておくとして・・・
「百鬼さん、すべてのゴミに郵便物が入ってるとは限りませんよ?」
「あん!?公共料金とかあるだろうー!」
「そうですが・・・・でも、ゴミを送りつけるのって、大丈夫ですかね?」
「バカか、凛助!?捨てる奴が悪い!!」
「それはそうですが・・・」
「ゴミを返品されたくなきゃ、ちゃんと捨てりゃいいんだよ!わはははは!」
それもそうね。
ゴミ捨て場意外に捨てる人が悪いわけだし。
〔★凛は納得した★〕


