上手にアメとムチを使われ、お家から出された私。
「くっ!さすが瑞希お兄ちゃん!やることが憎い・・・でも好き!」
すごく残念感はあったけど、未練たらたらでお店から離れた。
ピヨヨン、ピー!
そんな私の気持ちを、メールの着信音が変えてくれた。
「あ、ちーちゃんからだ。」
送ってきた相手はチャラオ。
早速メールをチェックしてみれば・・・
―リンリン 、宿 是頁 カゞ 糸冬 ゎ ら ナょ レヽ ! イ奄 @ 青春 糸冬 ゎ 丶) ξ ぅ !τ カゝ 、 イ奄 @ 家 レニ 来τ ナょ < ナょ レヽ ? ⊇ れ カゝ ら ヵ モ ・/ ! ∠ 了 朮° ヶ モ ・/ カゞ 出 ゑ カゝ ゑ カゝ ら、ち ─ ちゃ ω 家来 ゑ ー⊂ ラ ッ ≠ ─ 白勺 ナょ !―
「だから・・・ギャル文字でメールしないでって言ったのに!」
〔★正しくは、『リンリン、宿題が終わらない!俺の青春終わりそう!てか、俺の家に来てなくない?これからカモン!レアポケモンが出るかるからくるとラッキー的な!』である★〕
今だに解読できないギャル文字。
それに困っていれば、画面が切り替わる。
着信と、着信相手を表示してくれた。
私はそれに呆れながらも出た。
「もしもし、ちーちゃん?」
〈ウェイウェイウェイ!リンリン、おいでよー!〉
「どこに?」
〈え~?メール見てない系?〉
「見たけど、読めないんです!」
〈ええ~?そう思って、初級編にしなのにぃ?〉
「あれで初級編なんですか!?」
〔★レベルが高すぎる★〕
〈ウェイウェイウェイ!リンリン、修行が足りないぞぉ~♪〉
「足りなくていいです。お願いですから、ギャル文字は勘弁してください。読めないって言ったじゃないですか?」
〈じゃあ、教えてあげるから~うちにカモン!〉
「なんでそうなるんです!?てか、用件は何ですか?」
〈ウェイウェイウェイ!メールしたじゃ~ん!?宿題が出来なくて~リンリンに会いたいからぁ~お泊りしてもらいたい的な~〉
「謹んでお断りします。」
〔★凛は誘いをキャンセルした★〕


