『夏生。夏生はあたしにとってはかけがえのない大切な妹だからね?
だから何があっても夏生はあたしが守るから』
お姉ちゃんはこれが口癖みたいに何回も言ってくれた。
でもお姉ちゃんは私のせいで帰らぬ人となってしまった。
私がいなければお姉ちゃんは今頃生きていられたのだろうか。
好きな人の隣で今もずっと笑っていられたのだろうか。
『謝るならありがとうって言って欲しいな』
私はもうあなたに感謝の言葉なんて言えない。
何回言っても足りないくらいに言わないといけないんだ。
ごめんなさいって。
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