『…夏生(なつみ)!早く来ないと置いてくよ!』
「待ってって!お姉ちゃん早い!」
『夏生(なつみ)が遅すぎなの!全く、ほら!』
いつも私の先を行くお姉ちゃんは、遅い私を何だかんだ手を引っ張ってくれた。
お姉ちゃんは笑顔一つでみんなを明るく元気付けてくれた。
そんなお姉ちゃんが大好きで、私の憧れの存在。
「やっと追いついた……あれ、お姉ちゃん?どこにいるの?」
でもお姉ちゃんはいつの間にか私の手をすり抜けて、どんどん遠くへと離れていく。
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