偽りの笑顔、泣いている心

ーーーーーーーーーー

今日までどうやら春休みらしい。まあ、関係無いけど

私は本来、高校に行かないといけない歳なんだとか...

...嫌よ。絶対めんどくさい

などと高校とやらのめんどくささに顔をしかめていると扉が開いた

入ってきたのは蒼黒。いつもより早い...かと思ったらこちらに近づいてきて、こう言った

「闇夢、お前高校行か『嫌ですよ、めんどくさい』

今さっき絶対行かないと心に誓ったところなのに

「リフレッシュに行ってみないか?今学校行ってないの闇夢だけだぞ?」

蒼黒の話によると、愛悪、誘舞は中学校、乱狂は高校、なんと蒼黒は大学に行っているらしい

それを聞いてもだからなに?って感じだけどね

『めんどくさいです。世間体を気にしてる様でしたら殺し屋なので大丈夫でしょう』

「そうじゃなくてな...高校は楽しいんだぞ?昼休みに寝たり、放課後に寝たり、授業全力でサボったりする」 

『不真面目極まりないですね』

「冗談に決まってるだろう...あ、おい、愛悪、お前からも説得してくれよ」

なんと愛悪まで巻き込むとは...

「えー、闇夢嫌がってるじゃん...諦めたらー?」

そうよ、そうよ。とっとと諦めなさい

「...説得してくれたら闇夢と同じ高校に入れるよう、裏から根回しするぞ...?」

いやいやいやいや、そんなことで愛悪が折れるわけーーー

「闇夢高校行ってよおおおおおお!」

う、嘘でしょ...単純すぎるわよ、愛悪...ていうか蒼黒、なにガッツポーズしてるのよ?

「行ってくれないの...?」

うっ...そんなに目をうるうるされたら...

「闇夢...駄目...?」

されたら...ああ、もう...!

『行けばいいんでしょ...!?行けば...!』

言ってしまった...

ーーーーーーーーーー