「何か、不思議な気分だな...これが恋なのか?いや、何でもねえ」



「あんたが悲しい時は、俺が慰めてやってもいい」



「俺の事が好きなら...頼れよ。俺ってそんなに頼りないのか?」



「あんたの泣き顔は見たくない。胸が痛いから...」



「あんたがそうやって、他の男にもそういう無防備な顔してるって思うと...ちょっと妬いた」



「あんたといると落ち着くな」



「あんたの事どう思ってるかって?嫌だ、言いたくない。だって...言ったら、元に戻れなくなるから」



「あんたの気持ち、俺にはよく分かんねえけど...つらい事だけはよく分かった。ムリしなくていいから...甘えて来いよ」



「寒いから、手繋いだら...ダメか?」



「あんたの体ってちっちゃいな。抱き締めるのも気つかう...って、気つかうのは当たり前だろ。これでも大事にしてるんだから」