「あっ、芙優か!?今すぐ赤十字病院に来てくれ!」 焦った感じのお父さんの声。 「なんで?どうしたの?!」 「お母さんが、お母さんが!とにかくすぐに!」 私は通話を切ると駅への道を走り出した。 赤十字病院へは学校の最寄り駅から二駅離れてる。