「あれ、めちゃくちゃ目、腫れてね?」

私の顔を覗き込んで聞いてくる玲央。

「べ、別に」

素っ気ない態度しか取れない。


「泣かされた!?誰に!?」

そんなこと言ってないし。


強いていうならあんたに泣かされたんだし。