「私とーー」 「結婚してください」 ...え? 私の言葉に被せるように繋がれた言葉。 「本気だから。芙優が今まで俺を支えてくれた分、今度は俺が支えたい」 「プロポーズ、受けてくれる?」 高校生の拙い約束。 でも私にとっては。 生きるか死ぬかの狭間にいた彼が。 いつも辛そうに笑ってた彼が。