次の日の昼休み。 俺は寒いのに屋上に呼び出されていた。 あの文字。 渡辺さん。 シルバーのブレスレット。 なんなんだろう。 何を忘れてるんだろう。 「あの、如月くん」 俺を呼び出した子が上目遣いで見上げてくる。