「如月くん、帰ってきたんだって?!」



噂になってたのかマナが嬉しそうに私に飛びつく。


「よかったね!芙優、芙優が信じてたおかげだね」


ほんとにあの時はごめんねと謝るマナ。

戻って来なかったらどうするの!?って言ってた時のことを言ってるんだろう。

「うん...」


「芙優...?嬉しくないの?」


不思議そうに私を見上げるマナ。

...マナには言えない。


「ううん!嬉しい!」


だよねとニコッとマナは笑った。