病室に着く。


心臓がドキドキする。

一年前と同じ病室。


この扉の向こうに如月くんがいるんだ。



嬉しさと怖さが半分半分で。



「開けるよ」

玲央の声に私は頷く。

コンコン。とドアをノックすると。