「芙優!!!」


そして私の姿を見つけるなり駆け寄ってきて。


「帰ってきたって!」


「...え?」


「柚月が!柚月が帰ってきた!」

学校が終わるのなんて待ってられない。

私は玲央と一緒に赤十字総合病院まで走った。