「顔、リンゴ飴みたいだよ」

如月くんはそれだけ言うと私の手をぎゅっと引っ張って歩いていってしまう。


誰がそうさせたと思ってるの?


「ちょっと待ってよ...っていった」

如月くんがいきなり止まるから如月くんの背中に顔をぶつけてしまった。