「ほ、ほんとに教えてくれるの?」 私は如月くんが追いつくのを待った。 如月くんは私に追いつくと立ち止まり。 「教えてください、だろ?」と私の顎を細い指でつまんで。 クイッと持ち上げた。 そして玲央を見てた時と同じ顔で笑った。 あ、悪魔め...!! でも、こんなバカな私が一人で勉強出来るわけもない。