「美優。父さんへの挨拶、終わったか?」

お兄ちゃんが、頭をポンってする

「うん、おまたせっ
…帰ろっか。」

「ああ、そうだな。
また来るからな、父さん。」


お墓から少し離れたところにある、車に乗る。
お父さんのお墓は、家より少し離れたところにあるから、あまり頻繁にお墓に来ることができない。

「美優、父さんと何の話ししてたんだ?」

お兄ちゃんが運転しながら聞いてくる。

「んー?近況報告とか。あとはヒミツっ」

「ヒミツ〜?気になるだろ」

「えへへ」