「だったら何で泣いてんだ?」
泣いてる?
頬っぺをなぞってみると
冷たいものが流れいた
「えっと…これは……」
「無理すんな、言いたいこと言え」
言えるわけないよ
重たい彼女とか思われたら嫌だもん
「ペットの犬が死んじゃったの…」
今思えばこんな嘘
つくんじゃなかったって思う
「そっか…そのペットのことよっぽど好きだったんだな」
と言って
あたしの頭を優しく撫でてくれた
あたしは駿に嘘をついた罪悪感と
ホントにあたしで良いのかという
不安感で涙が止まらなかった
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