ここで逃がしたらまたあの時と同じになる


「待て柚梨」

そう言うと簡単に止まった



「さっきのはごめんって!言いたいことがあるからこっち来て?」





すると柚梨はトボトボ歩いてきてチョコンと俺の隣に座った
   




「あのさ……」


『うん』




俺は話そうと思った自分の正直な気持ちを

いや聞いてほしい