なんで?

そう、言いたかったけど私は走って逃げた。

見るのが、辛くて。

翼の気持ちが分からなくて。

「……うぅ~!

なん…で?」

辛くて、悲しくて、胸が痛いまま通学路を歩いていると

「あの~

大丈夫~?」

ものすごくカッコいい男性が!

「ほぇっ?!あ、う、え?!

あ、だ、大丈夫です!」