散る桜

31


暗く沈んだ気配を察して、祖母はわたしの背中をなでた。


「わたしなんかが友達なんて言ったら、いけないんだ」


死を選ばなければならない程に追いつめられた彼女を、わたしは助けることができなかった。

それなのに、彼女と同じ道をたどることすら、わたしには許されない。

そんなわたしが友達なんて、彼女が許してくれるはずがない。