「じゃあ渡辺さん、一緒に行きましょうか。場所どこですか?」
「・・・渋谷の方です。途中まで一緒に山手せ…」
「新木場からメトロの方が早いからメトロ使いなさいよ」
また原田さんが余計な一言を言う。
「じゃ、新木場乗り換えですね。新木場初めてなんで着いていきますね」
章はにっこりと笑って私の肩を叩く。
(誰か・・・逃げ場をくれ・・・)
原田さんはどうしても章と私の2人きりにしたいらしい。
‐ここで愛が芽生えたら、とか思っているんだろうか。
良い意味で残念ながら、私はずっと前から章が好きなのである。
章も私のことが好きだった。今は知らないけれど。
原田さんが聞くと、きっと喜ぶんだろう。
ただ悪い意味でも、残念なのだ。
私は・・・誰とも付き合えない。
彼が『過去のことは関係無い』状態で私を好きになってくれたとしても・・・
私は恋人にはなれない。
‐捨てたはずの『過去』が、身体にまとわりついているから、だ。
これ以上章を好きになる前に、離れる術はないだろうか。
そんなことばかり、考えている。
「・・・渋谷の方です。途中まで一緒に山手せ…」
「新木場からメトロの方が早いからメトロ使いなさいよ」
また原田さんが余計な一言を言う。
「じゃ、新木場乗り換えですね。新木場初めてなんで着いていきますね」
章はにっこりと笑って私の肩を叩く。
(誰か・・・逃げ場をくれ・・・)
原田さんはどうしても章と私の2人きりにしたいらしい。
‐ここで愛が芽生えたら、とか思っているんだろうか。
良い意味で残念ながら、私はずっと前から章が好きなのである。
章も私のことが好きだった。今は知らないけれど。
原田さんが聞くと、きっと喜ぶんだろう。
ただ悪い意味でも、残念なのだ。
私は・・・誰とも付き合えない。
彼が『過去のことは関係無い』状態で私を好きになってくれたとしても・・・
私は恋人にはなれない。
‐捨てたはずの『過去』が、身体にまとわりついているから、だ。
これ以上章を好きになる前に、離れる術はないだろうか。
そんなことばかり、考えている。



