3年後、あの約束の続き

そして1週間も経たないうちに、俺の日本行きが決定した。

期間はとりあえず、直営店をオープンさせるまで。
どっちにしろ、それまでにプロジェクトは動くだろうという予想。

予定では秋だが『なるべく早く作ってこい!』という無茶ぶりも課せられた。
わりとエリックからのノルマは、無茶ぶりが多く頭を抱えることが多い。
のは、今に始まったことではないのだが・・・。
ちなみにあと追加で何人かは来るらしいが、あまり期待はしていない。


とりあえず一旦住んでいたアパートを引き払って
(少し郊外にみんな住んでいるから、一旦家具など置かせてもらった)
会社に日本での住まいの手配を頼んだ。
姉ちゃんと暮らす選択もあったが、奴隷にされるのは目に見えている・・・。



「まじかよ・・・」
オスロを発つ空港で、姉ちゃんからの連絡に驚いた。
姉ちゃんが家電等の準備をしてくれるというので、先に姉ちゃんに鍵を渡してもらうように頼んだのだが。


『章、予想よりもいいとこだねえ!』
そのメッセージと共に添付されていた画像。
窓から一面に広がる、東京の夜景。

確かに会社の人に『会社から30分以内で、ちょっと街が見えるぐらいのところがいい』とは言っていた。
それに『いいところ手配できたよ!』とやけに上機嫌な声は聞いていた。


それにしては・・・。

「ちょっとこれはやりすぎじゃ・・・」

はあ、と大きくため息をつく。分相応な気はするが、決まったものは仕方ない。