3年後、あの約束の続き

ペラペラとページをめくっていると‐ある人物に目を奪われた。

『そうこれが去年の展示会の様子!
最近この企画部のワタナベと言う子が頑張ってるという噂だよ」

エリックが指差したのは‐まさか。


動揺を隠しながら、別ファイルの社員データを取り出して企画部のデータのページを開く。

開いた瞬間、一気に心臓の音が跳ね上がる。


間違いない。


随分と雰囲気は違うし、確かに同一人物だと言われてもわからないだろう。


でも俺が間違えるはずがない。



彼女じゃないか。


俺がずっと探していた彼女じゃないか。




『そうこのワタナベマナミという子だね!
ボスのミスターシミズは元々商社に勤めていたそうで…』

エリックの説明は半分も耳に入ってきていない。

聞いているフリをして、彼女のデータを見る。
入社時期から逆算すると、間違いない。同い年だ。

でも・・・名前が違う?

いや、よく彼女は間違えられていたから誤植だろうか?
こんな社内データで誤植ってあるのか?

とにかく、彼女であるのは間違いがない。
俺が間違えるはずはない。