3年後、あの約束の続き

姉ちゃんと2人で詰め寄って問いただしても、みんな「知らない」と言うだけだった。
俺らの権利を持っても、だ。

「ごめんなさい。本当に、わからないの。
でも1つだけ。多分面倒な事件に巻き込まれたんだと思う」

とある看護師の人は、そう証言していた。
また「多分、瀬崎家は関わらない方がいい人達の仕業」だというのも耳にした。

結局俺らのネットワークを使っても何も分からず、火事についても不気味なぐらい何も出てこなかった。
うちの家族だけでなく、親戚総出で調べても何も出てこない。
不気味な結末のまま、俺はノルウェーに戻った。

ただ俺と同じぐらいショックを受けていたのは‐父だった。
父にとってもあの家族は、『あの町』で1番信用できる人達。
その事件を振り切るかのように、更に研究に没頭するようになる。
あの土地も買い戻していた。


そしてしばらくすると、父にアメリカの大学が協力したいと申し出てきた。
俺は生活力が皆無な父の面倒を見るため、アメリカの大学へ進学する決断をする。
(ノルウェーは伯母さんと、同じ研究している従兄が面倒見れるから)

ただでさえあの事件以降、研究に没頭しすぎる父だったので、離れているのは不安だった。

1年もすれば姉ちゃんもアメリカにやってきた。
姉ちゃんが日本で仕入れた情報は『あの一家は東海岸のどこかに居るらしい』


俺ら家族は、研究の合間を縫って『あの一家』を探し続けた。
でも結局、見つかることは無かった。