3年後、あの約束の続き

バス停に到着すると、一目散にバスを降りて走り出す。

(まさか・・・)


できれば見間違いであって欲しい。
ひたすら全速力で、町の中を走り続ける。

あの交差点を曲がると彼女の家。
本当に嘘であって欲しい。


そして角を曲がると‐一気に絶望が襲ってくる。



願いも空しく、燃え盛る炎。
それは間違いなく、彼女の家だ。




「あれっ?章君?!」

既に沢山の人だかりができてる中、通りがかった消防隊員が俺に気付いた。

「えみは?!おじさん達は?!?」

「女の子はさっき救急車で運ばれて…」

「どこですか!!教えて!!!」

あまりに真剣に言うので「本当は教えてはいけないんだけど」と前置きして病院を教えてもらう。

「ここからだと少し遠…って章君!?」


話を最後まで聞かずに、ひたすら病院に向かって走る。
少し遠い総合病院。自転車でも30分かかる。


それでも‐俺は走った。


ひたすら全速力で。