3年後、あの約束の続き

あの日空港に到着して、姉ちゃんと別れてバスに乗った。
途中のターミナルで乗り換えて『あの町』に向かうバスに乗る。

ドクン、ドクン

心臓が波を打っているのがわかるぐらい、緊張していた。


バスを乗り換えて30分。そろそろ山を越えるはず。
山を越えると‐あの町に着く。

いよいよバスは下り坂に入る。
下り坂の先には、別れたあのバス停がある。


彼女は待っているだろうか。
いや、やっぱり俺が迎えに行かないと。


すると下り坂も半ばにきたところで‐反対側の乗客が、ざわざわし始める。

「火事じゃない?あれ」

「煙!やばいよ!」


嫌な予感がした。

あわてて反対側の窓に駆け寄り、覗く。


(嘘だろ・・・?)


間違いない、勢いよく燃える炎は‐彼女の家の方向。


燃えているのは、間違いない。
彼女の家だ。