3年後、あの約束の続き



彼女を連れてこの町を出ていく。
はっきりと決めた、将来の目標。

だけれど・・・俺が先に出ていくことになった。


中学生になって、父がノルウェーに行くことが増えた。
伯母さんの夫でもあり、父の先輩でもある伯父さんが病気になってしまったのだ。
しかも待っていたのは『余命1年』という残酷な宣告。
実際ノルウェーに渡ってすぐ、伯父さんは亡くなってしまった。


そしてその伯父さんの研究を引き継ぐことになり、ノルウェーの大学で本格的に教壇に立つことも決定した。
おそらく日本には、ほとんど戻れないであろうとも。


決定した時点で、俺は義務教育期間が2年も残っていた。
日本に残るという選択肢も与えられず、ノルウェー行きが自動決定した。


‐彼女と離ればなれになる。
耐え難い事実がのしかかってくる。