翌日からの展示会は、大忙しだった。

ひっきりなしにくる人たち‐小売店のバイヤーさんが主だ にひたすら商品を売り込むのが展示会での仕事。
去年より多く訪れる人の対応に追われた。


今までは家具と雑貨をセットで置いてくれる店が主であったが、今年は家具は置かない雑貨店のバイヤーさんもよく見にこられていた。
派手すぎないホログラムの小物は、少し年齢が高い層にウケそうらしい。
なるほど、と勉強になる。



3日間ひたすら商品を売り込んだお陰か、大分次に繋がる営業ができたと思う。

展示会終了後、営業部の面々と去年以上の名刺の整理に追われた。
「もう帰りたい・・・」とみんなから嬉しい悲鳴が聞こえてきていた。


こんな時、自分の仕事にやりがいを感じる。
商品の魅力を最大に生かして、良さを売り込む。

私はプロダクトデザインはできないけれど、好きなものを精一杯売る。
それが認めらると‐やはりすごく嬉しいものだ。