私は、優愛(ゆあ)という。

優しい愛を与える子 という意味だ。

しかし、私にはそれが出来ていない。
名前負けしている。

ー「今日も部活だね。会えるかな」
と私は言うと一番の親友で幼馴染のユイが
「しらないよ。会えるでしょ」
と言う。

そして、待ちに待った部活が始まった。
そして、彼も来ていた...。

その、彼とは。
私の初恋の蓮見先輩。彼は同じ部活の先輩。
なぜ好きになったのかというと。。。

三ヵ月前

(あっつい...もう持っていけない...)

「お前、大丈夫?俺が持つよ」
その瞬間、私の中で何かが“ストン”と落ちた。
突然襲われた謎の感覚。私には分からなかった。

「あ、ありがとうございます。お願いします」

「いいよいいよ、休んどけよ」

「はい、」

「お前、名前は?」

「優愛です。」

「ふーん。俺は蓮見勇斗(ハスミユウト)1個上」

「そーなんですか。蓮見先輩って言います」

「堅苦しいから、勇斗でいいよ」

「え、あ、」

「おーい!勇斗!早くしろー」

彼は、友人に呼ばれ去っていった。
なぜか胸のドキドキが収まらない。
なぜ、なんで収まらないの。。

そうして、私の初恋は始まった。