「…それでも、近すぎだから。


はぁ。」




私はまた、怒らせてしまったのだろうか。




そして、先輩が離れていくのだろうか。



それが、どうしても、怖くて仕方が無い。



「…はい。


すみません。」



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あの会話から何分がたっただろうか…。



時計を見ると20分も経っていた。




無言の時間がただ過ぎていった。




それでも、先輩が隣にいる。




ただそれだけで、胸がいっぱいだ。