「はい、お待たせ」

「わー!いちごチョコクレープだ!いただきますっ!」

「ふふっ、ほんとかわいい」

「なんかいったー?」

「なーんにも!ってか、ほっぺにクリームついてる」

「え?うそ、どこっ?」

「くくっ、こーこ!」

トウマ君はそういうと、クリームを食べた。

待って!間接キスじゃ...

「りおちゃん、顔真っ赤」

「だって!」

「ごめんって」




「きゃははっ、だよねー」


ドンッ


誰かとぶつかった...みたい


「りおちゃん!?大丈夫?」

「うん」

「ぶつかったのに謝りもしないとか、最低だよな」

「気にしないで」

「うん...ってあれ?りおちゃん、かばんは?」

「えっ!?」

「あの...もしかしてあれじゃないですか?」

近くにいた人が教えてくれた。


「うわっ、水没してる」

「うそっ...」

かばんは近くにあった噴水のなかに沈んでいた。

「俺、とってくる」

「え、でも」

「大丈夫!」





「はいっ!」

「ありがとう!あー、ほとんどぬれてる…あっ、スマホ…」

「まじか…」

「スマホ、使えるかな...」

「乾かしてみて、だよね」

「うん、ありがと」


使えるといいけど...