「あ、もしもし」

『もしもし?トウマくん、どうしたの?』

祐也に言われるがまま、りおちゃんに電話をかけたけど...

「俺にだって、プライドはあるよ!」

『え?何の話?』

「あー、ごめん、こっちの話」

『それより、なんで急に電話?』

「あー、実はさ、遊園地か水族館どっちが好きか聞きたくて」

『あー、私は遊園地かなー』

「了解!ありがと」

『ふふっ、楽しみにしてるね。週末』

「バレてたんだ...」

『うん、バレバレ』

「あ、じゃあまたね」

『はーい』


俺って、嘘つくの苦手なのかも。