学級長に決まった私は、早速仕事を任された。

「ノートの提出と、教室の掃除と、あと...」



「りーおちゃん、お疲れー!」


「あっ、トウマくん!もう!お疲れー!じゃないよ...仕事多くて大変なんだよ!」


「くくっ…」


「なんでわらうのー?もー!」



「いや、りおちゃんが小動物に見えて、可愛くて」


「なっ...私が小動物って、ありえないよ」



可愛いって、言われた。

いや!わかってるよ?!そんな、特別な意味はないこと。


でも、なんか期待しちゃうんだ。


トウマくんだから。