「もし、私の記憶がなくなっても、貴方は好きでいてくれる?」


恋愛ドラマのラストシーン。

相手は、

「もちろんさ。君がいない世界など、僕にはなんの価値もない。」


最後は…キス。



でも現実じゃこんなことはありえない。


記憶がない。




ということは、昨日あったこともわからない。






好きという感情など、あたりまえのように消え去る。





そんなので、普通の恋愛ができるとでも?




笑わせないでよ。





「ほんとになればわかるよ。この辛さが。」