外は夕暮れ。 オレンジ色の光があたしを照らしてる。 あたしは夕日を見つめた。 今までで一番 哀しく 綺麗な夕日だった。 途方に暮れていると、声が聞こえた。 「李玖っ!」 幸太君を見た途端・・・ 涙が溢れた。 「・・・ぅえっ・・・」 あたしはその場に泣き崩れた。 「り・李玖っ!大丈夫かよ!?」 おろおろしてる幸太君。 ごめんね・・・迷惑かけて。 でもここで我慢したらあたし・・・ 壊れちゃいそうだから。