ここ数年での僕は数えられるくらいにしか舌を使っていない気がします。もはや構音障害となっていてもおかしくありません。

話したくないわけではないですが、音という音が喉の奥で溜まり、消滅してため息に変わるのです。

先生方も僕に教科書を読ませようとすることは無駄だと悟り、僕は黒板や教科書を眺める日々を送るだけになりました。

僕には、その方が返って都合が良く、心の負担は微小ながら減ったといえます。