と有る晴れた日の昼下がり。





ほけーーーっと竹刀片手に空を見上げる子供が1人。そして、その後に水を飲む子供が1人







道場では未だに男の野太い声と竹刀のぶつかりあう音が響く。暫く空を見上げていると・・・・・










土「か、かかか、かかかかか、かっ勝っちゃん!!!!!!!!!!」





ドタドタドタドタドタドタ!!!!!






二人の子供の目の前に砂煙がまう。
凄まじい足音と共に去っていったあの、色男。あれこそ歴史に名を残す、土方歳三。







「い、今のなに、宗次郎、、?」





宗「わ、わからない・・・・・・」




あの男が困惑している姿など余り見ないのだ、動揺して当然だろう。だが気になる。何があったのだ、気になる気になる気になる!!





宗「あ、あれじゃない?遂に土方さんの心を仕留める女性がいた、とか。」







「無理でしょ、だって土方さんだよ?あの。女好きで奉公先で妊娠させてしまうような、あの、あの男色だよ!?!!?」





宗「男色って・・・・・、ふふっ、あはははは!!」




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・





「ん??なんて地鳴りが聞こえない?」




宗「土方さんの足音が大きすぎて地盤が割れたんじゃない??」




「「あははははははははは!!!!」」