「あたしはあたしだよ。変わってない」


「友達だと思ってたのに」


花音の言葉が突き刺さる。


過去形にされた友人関係に、見えないカーテンが引かれた。


「復讐日記を見せて」


「……わかった」


花音は頷き、家へと引き返したのだった。