「あ、うちの趣味、服作りなの。まぁ腕はまだまだなんだけれどね」
首をかしげた私に、美由紀さんがそう説明する。
す、すごい・・・!自分で洋服とか作れる人って、前からいいなと思ってたんだよね。
私も前にお気に入りのぬいぐるみに作ってあげた事があるんだけれど、思ってる通りに全然ならなくて大変だったんだ。
今度、コツとか教えてもらおうかな?
「里花!ホットケーキおかわり!」
あっ、ずるい!私もホットケーキ食べる!
「はいはい、今から作るからちょっと待ってて。あ、綾はその間にランドセル置いといで」
私はお姉ちゃんの言葉に頷いて、すぐにリビングをあとにした。
「――わぁ、美味し~い!」
「ふふっ、それはよかった」
ぬいぐるみと裁縫道具を持って自分の部屋から戻ると、もうテーブルの上にできたてほかほかのホットケーキとバニラアイスが置いてあった。
生地もふわふわで、アイスをのせてメープルシロップをかけたら、お店に売ってるやつみたい。
今日もあっという間に全部食べ終えちゃって、私は残りのアイスを冷凍庫にしまった。
本当はもう少しゆっくり食べた方がいいんだろうけれど、美味しくて手が止まらないんだ。
「・・・わっ、もうこんな時間。うち弟がお腹すかせて待ってるだろうから、そろそろ帰るね」
そう言って立ち上がった美由紀さんを、お姉ちゃんが引き留めた。
「あ、待って。綾にあの事話さなくていいの?」
あの事・・・?
「そうだ、忘れてた!あのね綾ちゃん、土曜日って何か予定ある?」
美由紀さんのその言葉に、私は首を横に振る。
いつもは家や公園でアリスと遊ぶんだけれど、今週はきっとそれも無いだろうし、アリス以外に仲のいい友達もいないから、家で本でも読もうと思ってたんだ。
でも、それがどうかしたの?
「よかったら、土曜日うちらと遊びに行かない?・・・まぁ行くところはまだ決まってないけれど」
え、私も?
嬉しいけれど、でも・・・。
「さすがにショッピングとかは、ちょっと・・・」
私はオシャレなお店で服を選ぶのよりも手芸屋さんで布とかビーズを見ている方が好きなんだけれど、二人はどうなんだろう。
「あ、そっか。ごめんごめん、大丈夫!行くとしても遊園地とか、カラオケとか、多分そんな感じで遊べるところだから」
首をかしげた私に、美由紀さんがそう説明する。
す、すごい・・・!自分で洋服とか作れる人って、前からいいなと思ってたんだよね。
私も前にお気に入りのぬいぐるみに作ってあげた事があるんだけれど、思ってる通りに全然ならなくて大変だったんだ。
今度、コツとか教えてもらおうかな?
「里花!ホットケーキおかわり!」
あっ、ずるい!私もホットケーキ食べる!
「はいはい、今から作るからちょっと待ってて。あ、綾はその間にランドセル置いといで」
私はお姉ちゃんの言葉に頷いて、すぐにリビングをあとにした。
「――わぁ、美味し~い!」
「ふふっ、それはよかった」
ぬいぐるみと裁縫道具を持って自分の部屋から戻ると、もうテーブルの上にできたてほかほかのホットケーキとバニラアイスが置いてあった。
生地もふわふわで、アイスをのせてメープルシロップをかけたら、お店に売ってるやつみたい。
今日もあっという間に全部食べ終えちゃって、私は残りのアイスを冷凍庫にしまった。
本当はもう少しゆっくり食べた方がいいんだろうけれど、美味しくて手が止まらないんだ。
「・・・わっ、もうこんな時間。うち弟がお腹すかせて待ってるだろうから、そろそろ帰るね」
そう言って立ち上がった美由紀さんを、お姉ちゃんが引き留めた。
「あ、待って。綾にあの事話さなくていいの?」
あの事・・・?
「そうだ、忘れてた!あのね綾ちゃん、土曜日って何か予定ある?」
美由紀さんのその言葉に、私は首を横に振る。
いつもは家や公園でアリスと遊ぶんだけれど、今週はきっとそれも無いだろうし、アリス以外に仲のいい友達もいないから、家で本でも読もうと思ってたんだ。
でも、それがどうかしたの?
「よかったら、土曜日うちらと遊びに行かない?・・・まぁ行くところはまだ決まってないけれど」
え、私も?
嬉しいけれど、でも・・・。
「さすがにショッピングとかは、ちょっと・・・」
私はオシャレなお店で服を選ぶのよりも手芸屋さんで布とかビーズを見ている方が好きなんだけれど、二人はどうなんだろう。
「あ、そっか。ごめんごめん、大丈夫!行くとしても遊園地とか、カラオケとか、多分そんな感じで遊べるところだから」


