―――あれから数日がたった。 いつものように朝、玄関の前で駄々をこねる大地を見送ってから、駅に向かう。 いつもと変わらない、朝。 だけど、最近変わったことが多々ある。 ひとつ目は..... 「おはよう、あかり」 駅に彼がいる、ということ。 今では、朝から香織の部活があるときは、一緒に行くことも帰ることも当たり前になってきた。 初めは、嫌々だったけど、今ではこの生活に慣れてしまった。 慣れって、怖い。