ガシャンッ!

「ごめん!陽咲おまたせ!」
「あ、おはよー。さ、学校いこー?」

彼女は桜木陽咲(サクラギ ヒナタ)私の親友

朝の日差しが暖かい。なんだか眠く……
いけない!なんか話して眠気を追い出そう。

「ねね、きいてよー!また時計壊しちゃって……」
「ありゃ~また壊しちゃったか~」
「それにね!?バイトのシフト増やさないと、時計が……しかもハムエッグ食べ損ねるし!朝から最悪だよ!」
「よーしよし、だいじょーぶだよー。あきちゃん頑張る子!だもんね!」

そう言って陽咲は頭を撫でてきた。
なんだかちょっと恥ずかしくてこそばゆい。

「陽咲くすぐったいよー!あ、ほら!い早く行かないと遅刻するよ!!」
「うん、そーだね!いこー!」

そう言って走り出そうとしたその時だった