「久しぶりだな。恵美がここに顔出すなんて。」
本当に陸斗と二人きりでここへいることが久しぶりだ。
あたしがここへ来ること自体が久しぶりで、陸斗の描く絵が懐かしく感じてしまう。
なにもないただ真っ白な部屋をうろちょろしていると、この前まではなかった絵が窓際につるされている。
「陸斗、これ…。」
陸斗の描いた今までの絵にはなかった色とりどりの絵具を使ったその絵。
「ユヅがさ、また下手になったなぁと思ったら恵美が弾いてるんだ。びっくりした。」
陸斗、知ってたんだ…。
「恵美の気持ち、届いたよ。」
陸斗その言葉を聞いただけでまだ頑張れそうな気持ちになった。
あんなところで折れてはいけない。陸斗のためにきらきら星変奏曲を全て弾けるようになりたい。
「恵美、ありがとう。オレにも色が見えそうな気がしてきた。」
その言葉がたまらなく嬉しくてあたしは陸斗が絵を描いている間、優月くんに練習するように言われた部分を練習する。
「今日もやってるな。」
陸斗が壁に耳を当て、優月くんが奏でるオルガンを聴いている。
本当に陸斗と二人きりでここへいることが久しぶりだ。
あたしがここへ来ること自体が久しぶりで、陸斗の描く絵が懐かしく感じてしまう。
なにもないただ真っ白な部屋をうろちょろしていると、この前まではなかった絵が窓際につるされている。
「陸斗、これ…。」
陸斗の描いた今までの絵にはなかった色とりどりの絵具を使ったその絵。
「ユヅがさ、また下手になったなぁと思ったら恵美が弾いてるんだ。びっくりした。」
陸斗、知ってたんだ…。
「恵美の気持ち、届いたよ。」
陸斗その言葉を聞いただけでまだ頑張れそうな気持ちになった。
あんなところで折れてはいけない。陸斗のためにきらきら星変奏曲を全て弾けるようになりたい。
「恵美、ありがとう。オレにも色が見えそうな気がしてきた。」
その言葉がたまらなく嬉しくてあたしは陸斗が絵を描いている間、優月くんに練習するように言われた部分を練習する。
「今日もやってるな。」
陸斗が壁に耳を当て、優月くんが奏でるオルガンを聴いている。



