そうだった。あたしは止まってはいけないんだ。前へ進め。ただ、前だけに進め。
恐怖を振り払い、あたしは大きな声で優月くんに「お願いします。」と言った。
「こちらこそよろしくお願いします。恵美ちゃん。昨日教えたところはどうなった?」
優月くんもにこやかに挨拶をしてくれて、今日もピアノの特訓がはじまる。
「今日のは少し難しいんだけど…。」
優月くんが困り顔であたしに楽譜を渡してくれる。
今日の楽譜にもあたしがわかりやすいように読み方が記されていて本当にありがたい。
「今なら戻ることもできるけど、どうする?他の曲も教えることできるよ。」
優月くんが真面目な表情であたしに提案してくる。
でも、あたしはあのきらきら星を陸斗に聞かせたいので首を横に振った。
「そっか。でも、モーツァルトのきらきら星変奏曲は本当に難しいんだ。」
そう言って優月くんはオルガンに向かって行き、今日の手本を弾いてくれる。
やっぱりリズムが速く感じるなぁ~。
オルガンを弾いているときの優月くんはあの怖い時とは違って、あたしに教えてくれるときとも違う。
つい、優月くんに見とれてしまって今日からやるところが耳に入ってこない。
「もう一度聞くけどさ、今ならまだ戻ることもできるよ?」
恐怖を振り払い、あたしは大きな声で優月くんに「お願いします。」と言った。
「こちらこそよろしくお願いします。恵美ちゃん。昨日教えたところはどうなった?」
優月くんもにこやかに挨拶をしてくれて、今日もピアノの特訓がはじまる。
「今日のは少し難しいんだけど…。」
優月くんが困り顔であたしに楽譜を渡してくれる。
今日の楽譜にもあたしがわかりやすいように読み方が記されていて本当にありがたい。
「今なら戻ることもできるけど、どうする?他の曲も教えることできるよ。」
優月くんが真面目な表情であたしに提案してくる。
でも、あたしはあのきらきら星を陸斗に聞かせたいので首を横に振った。
「そっか。でも、モーツァルトのきらきら星変奏曲は本当に難しいんだ。」
そう言って優月くんはオルガンに向かって行き、今日の手本を弾いてくれる。
やっぱりリズムが速く感じるなぁ~。
オルガンを弾いているときの優月くんはあの怖い時とは違って、あたしに教えてくれるときとも違う。
つい、優月くんに見とれてしまって今日からやるところが耳に入ってこない。
「もう一度聞くけどさ、今ならまだ戻ることもできるよ?」



