「ごめん…。あっ、えっと…。今日見せてくれた絵すごかったよ。こんな世界もあるんだなぁって」
「ないよ、あんな世界なんて。あるわけないだろう。オレに見えてる景色も恵美の見ている景色と同じだ。」
え、そうなの…?
陸斗の言葉が意外すぎてあたしはなにも言えない。
でも、普通に考えると陸斗の見ている世界はオレンジ一色だけでできているわけではないことがわかるはず。
「じゃあ、どうして陸斗の絵は一色だけなの?陸斗の世界は虹色に輝いてないの?」
陸斗の絵が一色なことにショックを受けるあたし。
胸が苦しくて張り裂けてしまいそうなほどに悲しい。
「恵美なんかにわかるかよ。恵美はオレの世界に足を踏み入れることはできない。オレも恵美の世界に足を踏み入れることはできない。」
バカみたいだ。この部屋の合鍵を貰っただけで陸斗の世界に入れていたと思っていた自分がバカみたいだ。
「でも、陸斗言ったよね?この部屋にはじめてあたしに“オレの世界のな。”って言って鍵くれたじゃん。」
どうしてもまたここに来るための理由が欲しくて、陸斗との秘密の場所が欲しくて…。
あたしは陸斗の隣にずっといたいんだよ。陸斗の世界にこれからも触れたいんだよ。
「もう、あたし…帰ることにする。」
「ないよ、あんな世界なんて。あるわけないだろう。オレに見えてる景色も恵美の見ている景色と同じだ。」
え、そうなの…?
陸斗の言葉が意外すぎてあたしはなにも言えない。
でも、普通に考えると陸斗の見ている世界はオレンジ一色だけでできているわけではないことがわかるはず。
「じゃあ、どうして陸斗の絵は一色だけなの?陸斗の世界は虹色に輝いてないの?」
陸斗の絵が一色なことにショックを受けるあたし。
胸が苦しくて張り裂けてしまいそうなほどに悲しい。
「恵美なんかにわかるかよ。恵美はオレの世界に足を踏み入れることはできない。オレも恵美の世界に足を踏み入れることはできない。」
バカみたいだ。この部屋の合鍵を貰っただけで陸斗の世界に入れていたと思っていた自分がバカみたいだ。
「でも、陸斗言ったよね?この部屋にはじめてあたしに“オレの世界のな。”って言って鍵くれたじゃん。」
どうしてもまたここに来るための理由が欲しくて、陸斗との秘密の場所が欲しくて…。
あたしは陸斗の隣にずっといたいんだよ。陸斗の世界にこれからも触れたいんだよ。
「もう、あたし…帰ることにする。」



