「恵美の好きなの選べ。オレが買ってやるから。」
陸斗に連れて来られた先は昨日あたしが来た雑貨屋だった。
本当に陸斗は何を考えているのかわからない。
でも、店に並んでいるアクセサリーはどれも綺麗だ。
昨日買うことができなかった傘、優奈の買っていたのと同じペンダント。蝶の絵が描かれているマグカップも置かれている。
「これ、恵美に似合うんじゃね?」
陸斗は一つのヘアピンを手に取りあたしの頭に近づけ確認する。
「うん、オレの思った通りだ。これにしよう。色は何色がいい?」
選べと言っておいてアタシの意見なんて無視して勝手に選んでしまう陸斗。



