傘に入れてくれますか?

「ここにはもう用事ないの?」


そう問いながらあたしはまた陸斗の背中を追った。


「今日はここに用事はない。行くぞ。」


「どこ行くの?陸斗」


あたしが問うけれど陸斗はまたなにも答えてくれない。


あたしはこれから陸斗に黙ってついて行かなきゃならないのだろうか。