「恵美、秋だな。」
橋の上で赤く染まった紅葉を見つめながら楽しそうに語っている。
陸斗の目には赤い紅葉が見えていないことが少し残念だけど、綺麗なことに変わりはない。
あたしが見えている紅葉と陸斗が見えている紅葉は形が同じなのだからそれだけで幸せだ。
陸斗は道に落ちている赤く染まった紅葉を拾い集め始めた。
「陸斗、それ持ち帰ってどうするの?虫付いてるかもしれないよ。」
「新しい絵が思い浮かんだんだ。恵美でも簡単にできるけど綺麗なやつ。」
こんな綺麗な紅葉の下にいても絵のことを考えているところが陸斗らしくて笑えてくる。
「恵美、この紅葉は何色か?」
陸斗がいきなり聞いてくるので少し驚いた。
陸斗も紅葉の色くらいは知っているはずだから、どうしてあたしに聞いてくるのだろう。
「じゃあ、質問変える。恵美の一番好きな色は何色だ?」
さっきの質問とは敵が違う気がしますけど?
陸斗もあたしの好きな色くらい知っているはずなのに。
まあいいや。陸斗の考えていることなんて一生わからない気がするし。
橋の上で赤く染まった紅葉を見つめながら楽しそうに語っている。
陸斗の目には赤い紅葉が見えていないことが少し残念だけど、綺麗なことに変わりはない。
あたしが見えている紅葉と陸斗が見えている紅葉は形が同じなのだからそれだけで幸せだ。
陸斗は道に落ちている赤く染まった紅葉を拾い集め始めた。
「陸斗、それ持ち帰ってどうするの?虫付いてるかもしれないよ。」
「新しい絵が思い浮かんだんだ。恵美でも簡単にできるけど綺麗なやつ。」
こんな綺麗な紅葉の下にいても絵のことを考えているところが陸斗らしくて笑えてくる。
「恵美、この紅葉は何色か?」
陸斗がいきなり聞いてくるので少し驚いた。
陸斗も紅葉の色くらいは知っているはずだから、どうしてあたしに聞いてくるのだろう。
「じゃあ、質問変える。恵美の一番好きな色は何色だ?」
さっきの質問とは敵が違う気がしますけど?
陸斗もあたしの好きな色くらい知っているはずなのに。
まあいいや。陸斗の考えていることなんて一生わからない気がするし。



